サウンドデザイン班
サウンドデザイン班とは
サウンドデザイン班とは、VLLの企画で使用する「音」に関する制作・調整を担当している班です。
具体的には、MIKUECなどのライブで流す楽曲の制作、ライブ用MCの制作、ライブ会場となるアフラックホールUEC(以下、講堂)向けのマスタリング、コンピアルバムの制作、各種企画用音源の制作などを行っています。
サウンドデザイン班の仕事は、単に曲や音を作ることだけではありません。
ライブの土台となる音を整え、ほかの班が制作を進めるための基準を作ることも、大切な役割のひとつです。
このように、サウンドデザイン班は、「サウンドをデザインし、サウンドでデザインすること」を目的に活動しています。
年間スケジュール
- 4月
新歓用講堂ライブマスタリング - 5月〜6月
MIKUECテーマソングコンペ - 7月〜11月
MIKUEC用音源制作、MIKUEC用ライブマスタリング - 10月〜1月
コンピアルバム制作
仕事内容について
ここからは、サウンドデザイン班の仕事を簡単に説明していきます!
新歓用講堂ライブマスタリング
4月には、新歓用講堂ライブに使用する楽曲の講堂マスタリングを行います。
普段イヤホンやヘッドホンで聴く音源を、そのまま大きな会場で再生すると、反響や共鳴の影響で聴こえ方が大きく変わります。そこで、会場でより自然に、より気持ちよく聴こえるように調整するのが、この 「講堂ライブマスタリング」 です。 サウンドデザイン班では、DAWや各種プラグインを用いて、曲ごとの音圧や帯域のバランスを整えています。
特に新歓用講堂ライブでは、これまでボーカロイドのライブに触れたことのない新入生にも楽しんでもらえるよう、聴きやすさやライブ全体の印象を意識しながら調整を進めています。
MIKUEC用音源制作
7月以降からは、MIKUEC本番に向けた音源制作が本格的に開始されます。
サウンドデザイン班が制作する音源はひとつの種類に限られず、ライブ全体を構成するさまざまな「音」を扱っています。
具体的には、以下のような音源を制作します。
- OPやEDなどで使用をするinst音源
- ライブの進行におけるMC音源
- 楽曲のカバーなどの歌唱音源
- キャラクターの登場・退場に用いる効果音
このように、サウンドデザイン班の仕事は単に「曲の作成」ではなく、ライブ全体を「音」の面から形作ることにあります。
場面ごとに求められる音の役割は大きく異なるため、それぞれの用途に応じて必要な表現や調整を考えながら制作を進めています。
また、これらの音源は映像・照明など、他の班の制作のひとつの基準となるため、早い段階で仮音源を用意することも要求されます。


MIKUEC用ライブマスタリング
音源制作と並行して、MIKUEC本番で使用する全楽曲のライブ向けマスタリングも行われています。
「新歓用講堂ライブ」とは異なり、ライブ慣れした人たちが多く聴きにくる中で、曲順で大きな違和感が出ないよう、全体の聞こえ方から整えています。
また、会場での再生環境を前提に調整を行っているため、ライブとして心地よく聴けて盛り上がれるような音に仕上げることが目的になります。
音響班との主な仕事の違いは、サウンドデザイン班は 「静的なリスニング環境」で音源自体を調整する班、音響班は実際の会場という 「動的なリスニング環境」の中で音を扱う班という関係にあります。
つまり、サウンドデザイン班が事前に「いい音源」を制作して調整を行い、音響班が本番環境でその音を最大限に生かす、という連携になります。

コンピアルバム制作
10月から1月にかけては、即売会などに向けたコンピアルバムの制作を行っています。
こちらはライブ本番用の音源とは性質が異なり、一般的なリスニング環境でより良く聴こえるための調整や制作が求められます。
複数人で1枚のアルバムを作る経験は、個人制作とは違った、なかなかに面白い経験ができます。
全体の統一感を意識しながら、自分らしさのある音作りに挑戦できる企画となっています。
交流会やその他企画について
サウンドデザイン班の活動は、年間スケジュールに載っている制作タスクだけではありません。
班員同士の交流や、気軽に制作へ触れられる企画なども行っています。
お題作曲企画
毎月、決められたテーマに沿って曲を作る企画です。テーマに沿って、テーマ以外のルールで縛られずに制作を行うため、普段とは違う発想で制作するきっかけになり、作曲の練習としてもいい機会になります。
サウデザお楽しみ会
不定期で開催される、班内での対面交流をする場です。
対面での話し合いを通して、普段の作業だけでは見えにくい、それぞれの得意分野や作風を知るきっかけにもなっています。
サウデザ交流会
班員同士で情報交換・情報提供をしたり、制作の相談をしたりする場です。
使用しているDAW(作曲用ソフト)やプラグイン、ボーカロイドたちの調声やミックスの考え方など、人によって違う部分を共有できるので学びの多い時間になります。
班活動のやりがい
サウンドデザイン班のやりがいは、自分の作った音がライブ全体を支え、大きな音で流れることにあります。
自分の作成した音源を元に映像や演出が作られ、それが最終的にひとつのライブとして形になるのはこの班ならではの面白さです。
細かく調整した音が本番でしっかり機能したときには、大きな達成感があります!
班活動をするに当たって必要なもの
活動にあたっては、最低限制作環境が必要になります。
主に以下のものがあると活動しやすいですが、最初から全てを揃えている必要は一切ありません!
- DAW(作曲用ソフト)
- ある程度安定して動くPC
- イヤホン、ヘッドフォンまたはモニター環境
- 必要に応じたプラグイン
- 必要に応じたVOCALOIDや歌声合成ソフト
無料で使えるソフトも存在していて、既に持っている環境から始められることも多いです。
どこまで必要になるかは担当する仕事によっても変わるため、まずはできる範囲から参加し、必要に応じて少しずつ環境を整えていく形でも問題ありません。
講習会について
ライブ用音源制作が落ち着いている時期には、DTMに関する講習会が開かれます。
扱う内容としては、たとえば以下のようなものがあります。
- 音楽理論の基礎
- プラグインの基礎知識
- ミックス・マスタリングなど各工程の役割
- 調声や音作りの考え方
- DTMにおける打ち込みの技法
制作経験者にとっては知識の整理や共有の場になり、初心者にとっては最初の一歩を踏み出すきっかけになります。

Q & A
Q. 費用はどれくらいかかりますか?
すでにパソコンを持っている方なら基本的に0円から始めることができます!
活動を始める段階では、無料ソフトや手持ちの環境で十分なことも多いです。一方で、より本格的に制作をしたい場合には、DAWやプラグイン、音源ソフトなどの購入費用がかかることがあります。
最初から全てを揃える必要はないので、活動を通して購入する必要のあるものを見極めていく形で十分だと思います。
Q. 初音ミクって買った方がいいですか?
初音ミクをはじめとした歌声合成ソフトの購入は、制作において必須というわけではありません。
ただ、多くの歌声合成ソフトでは、DAW(音楽制作ソフト)と合わせてお得に購入できるバンドル形式の販売があり、作曲初心者にとって導入しやすい場合もあります。興味がある方は、ぜひ検討してみてください。
Q. 初心者からでも活動可能ですか?
可能です。
実際、最初は知識がほとんどない状態から始める人も少なくありません。講習会や交流を通して、少しずつ知識や技術を身につけていくことができます。
サウンドデザイン班は学ぶことの多い分野ですが、そのぶん成長を実感しやすい班でもあります。
また、大学に入ってからDTMに触れ始めた人も多く在籍しています。実は、2025年度のMIKUECテーマソング「再出発 コンティダクターNew!」を制作した方も、大学生になってからDTMを始めているんですよ!
Q. MacとWindowsはどっちの方が制作にいいですか?
どちらでも制作は可能です。
ただし、OSの違いによって使用できるDAWの違いやプラグインとの相性など向き不向きはありますが、どちらか一方でなければ活動できないということはありません。
OSよりも重要なのは安定して制作できる環境をつくることです。
迷っている場合には、一度有識者に相談をしてみて参考にするのもよいと思います。
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